新幹線で越後湯沢駅へ。そこからローカルバスに乗って、約30分。あっという間に貝掛温泉のバス停に着きます。宿の方が車でお迎えに来てくださいますので、あらかじめ連絡しておくのが◎。
さらに、上信越高原国立公園の山中へと入り、坂を下り、貝掛橋を渡ったら、すぐ。夜は満天の星を眺めることができるほどの秘湯・一軒宿、貝掛温泉です。
サプリメントの広告ではありませんよ(笑。貝掛温泉は、全国でもめずらしい、目に効く温泉です。昭和初期までは、目薬として売られていました。どんな湯質でしょうか。
2016年09月28日
新潟県(関東/中部)
新幹線で越後湯沢駅へ。そこからローカルバスに乗って、約30分。あっという間に貝掛温泉のバス停に着きます。宿の方が車でお迎えに来てくださいますので、あらかじめ連絡しておくのが◎。
さらに、上信越高原国立公園の山中へと入り、坂を下り、貝掛橋を渡ったら、すぐ。夜は満天の星を眺めることができるほどの秘湯・一軒宿、貝掛温泉です。
貝掛温泉の歴史は古く、なんと室町時代の文献で登場しています。また戦国時代には、上杉謙信の隠れ湯として、多くの武士の傷を癒してきたと言います。
江戸時代になると、湯の効果が旅人たちを伝って評判となり、明治時代は、「快眼水」という名前で、目薬として販売されていたそうです。
明治2年に建てられた、歴史を感じる重厚なお部屋。窓からは、鮮やかな鯉が泳ぐ池が見えます。お客さまもなんだか上品な方が多く、割とご家族でいらしている方が多い印象でした。さて、お一人さまは、部屋にこもって読書でも堪能しましょうか(笑。
秋は紅葉、冬は雪見など、四季折々の借景が楽しめる、貝掛温泉の露天風呂。豊富な湯量を誇る温泉じゃないと、作れないほど大きな岩風呂です。しかし…温泉好きであれば!真骨頂は、混じりけのない源泉を堪能できる、内湯です☆
源泉の温度は、約37度のぬる湯。重くない、体に負荷のかからないやさしいお湯は、長湯向きです。驚くのは、浸かっていると、すぐ体中が気泡だらけになること!泡の正体は炭酸で、体に温泉成分が吸収されやすくなる合図です。
源泉の温度は、約37度のぬる湯。重くない、体に負荷のかからないやさしいお湯は、長湯向きです。驚くのは、浸かっていると、すぐ体中が気泡だらけになること!泡の正体は炭酸で、体に温泉成分が吸収されやすくなる合図です。
こんなに一気に泡だらけになるのは、初めての体験でした!実際、少し加温された上がり湯や、外気に触れやすくなる露天風呂では、ここまでの泡つきは感じられません。本当にちょっとしたことで、温泉効果って弱まってしまうんだなと実感しました。
また、眼に効く貝掛温泉には、目薬の成分と同じホウ酸がたくさん含まれています。源泉を手ですくって眼を洗うと、白内障だって治るんだとか。
眼をつぶって、眠るように、1時間以上は浸かっていました。雪見露天風呂を楽しみにされる方も多くいらっしゃると思いますが、寒い時期になっても、ぜひ加温していない源泉風呂をお忘れなく☆
まさか夕飯まで、眼押しでくるとは!とくに、クコの実、人参、トウモロコシ、あずき、胡麻など、眼にいいとされる素材をふんだんに使った玄米粥は、なかなか他では食べられません。
また、紅鱒も、眼にいい魚なんだそうです。料理を通して、いろいろ知識が増えていきます(笑。
地元の山の幸をさまざま使った、貝掛温泉ならではの郷土会席。食べ終わる頃には、もうお腹がパンパンでした。休んで、またまた温泉に浸かりにいきました。
こちらも越後湯沢駅の西口をでて、すぐのところにある、温泉旅館が運営するカフェ。特徴は、「神立の水」という温泉で淹れた珈琲です!角がなくて飲みやすく、珈琲の深みをしっかり味わえます。また、米粉でつくったろうるケーキも絶品☆
電車を待つ時間など、ホッと一息つきたい時は、ぜひ水屋さんをご利用くださいませ☆
越後湯沢の駅から、もっとも近いロープウェイです。手軽に乗れて、一瞬で、越後湯沢の街を一望できる標高1000メートルにたどり着けます。
気持ちがスッキリするほどの、抜け感!その時々の季節を感じる風景です。ぜひ立ち寄ってみてください☆
体中が気泡だらけになる、貝掛温泉。家のお風呂との湯質の違いが、一目で分かります。遠出してでも、源泉を大切に守っているお宿を選ぶ理由が、きっと体感できると思います!ぜひ一度、足を運んで欲しい温泉です。日帰り入浴も、やっていますよ☆