古めかしい玄関の前で、様子を伺っていると、チャキチャキな女将さんが「日帰り温泉?はいどうぞ〜!」と、中から声をかけてくれました。
のれんをくぐって、靴を脱ぎ、休憩室へ。
畳、座布団、ひらけた窓。この日本的な、おばあちゃんち的な空間に、脱力です。冷房の効きすぎない、扇風機を活かした空調設定がまた、自然体で好きです。常連のおじいちゃんが、すててこ姿でフラフラしているのも、ご愛嬌。甲子園が見れないとか騒いでる(笑。
席につくと、女将さんが不動温泉について、一通り説明してくれました。まず、ラジウム温泉は、気化することで、ラドンとなり、ラドンを吸うと細胞が活性化し、免疫力向上、あらゆる病に効能があるということ。ホルミシス効果といい、医学的にも研究されています。
さらに、閉店する夜7時まで、ずーっといて構わないということ!枕と毛布まで貸し出してくれる!
また、京都の北白川不動温泉は、飲泉が可能で、大きな瓶にいれて出してくれました。口当たりまろやかな軟水。いくらでも飲めちゃう。これで珈琲を淹れたら、絶対においしいよ〜。ここで注文できるお昼ごはんも、すべて源泉を利用しているそうです。
湯豆腐を注文してから、まず早速、不動温泉を堪能することにしました。年季の入ったロッカーに貴重品をあずけて…
年季の入ったのれんをくぐり、脱衣所へ。
扉をあけると、もわわんと浴室内に溜まったラドンを含んだ空気がお出迎え。
女将さんいわく、わざと天井を低くし、ラドンをたっぷり含んだ空気を、吸い込みやすくしているのだとか。窓も、開けちゃダメ。これ大事!
タイルばりの浴槽は、3人くらいで浸かると溢れるくらいの大きさ。単純放射能霊鉱泉の源泉を、加温、循環。ですが、湯質のやわらかさは伝わります。出たり入ったりしながら、いつもより意識して、深めに呼吸をくり返しました。
女将さんによると、けっこう若い女の人も、一人でふらっと訪れるそうです。それだけ、効能への期待が高いのかもしれませんね。
天然ラジウム鉱泉を堪能したあとは、休憩室に戻って、ごろ寝して…気づいたら本当に寝ちゃってました。最高の夏休み〜☆