お一人さま温泉旅

息が止まるほど、激熱。/湯河原温泉「ままねの湯」。 – お一人さま温泉旅

息が止まるほど、激熱。/湯河原温泉「ままねの湯」。

お一人さま温泉旅をご覧くださっている方が、お勧めしてくださった霊泉。行ってきましたよ☆いやあ、ここまで熱いのは初めて!この温泉…しびれます。

2017年01月08日
神奈川県(関東/中部)

メイン温泉写真

今回の旅先

都心なら、寝坊してもいける(笑)。湯河原温泉。

温泉に行こうと思ったら、最低でも前日には準備をして、朝早くから家を出たいもの。しかしここ湯河原温泉なら、のんびり起きても、手遅れじゃない!贅沢に新幹線を使えば、あっという間にたどり着きます。私は今回、11時に家をでました(笑。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原駅を降りる。本来は、バスに乗るのが正しいのですが、運動不足気味だったので歩いてみることに。これが後々たいへんなことに…(苦笑。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

温泉街までは、なだらかな坂をずーっと登っていくのですが、なかなかその雰囲気がでてこない!1時間強歩いて、汗だくになって、やっとの思いでたどり着きました。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

温泉の紹介

この熱さが、どんな肌をも治してきた。「霊泉 ままねの湯」。

「ままねの湯」は、湯河原温泉の中でも、最も古い温泉街にあります。アーケードをくぐると、タイムスリップしたような、うらさびれた空間です。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

人気のない道を少し歩くと電柱に、「ままねの湯」の案内板が。さらに細い路地に入っていくと…

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

突き当たりに見つけました。これはなかなか見つけにくい!今でも、湯治宿としてお客さまを迎えていますが、日帰り入浴される、地元の方が多いようです。風呂桶をもったおばあちゃんおじいちゃんが、途絶えることなく、訪れていました。では私も、さっそく!

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

古木戸を開けると、これは建物の匂い?それとも温泉の匂い?独特な匂いがします。少し気圧されながらも、レトロなタイル階段を降りて、半地下へ。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

料金は、男性用の脱衣所においてある箱に、200円を。女性は、のれんの裾から手を伸ばして、お金を入れます。

湯河原温泉「ままねの湯」

脱衣所はいたってシンプルで、狭い。ささっと脱いで、中へ…入ろうとすると、地元のおばあちゃんに呼び止められました。「ここはしっかり体を洗わないといけないよ。石鹸もった?」。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯河原温泉「ままねの湯」

詳しく聞くと、暗黙の入浴ルールがあるようです。ここ「ままねの湯」は、源泉掛け流しだが、温泉の量は少ないため、必然、溜まり湯に。まず入る前に、しっかり石鹸で体を洗い、清潔にすることが大事だそうです。

湯河原温泉「ままねの湯」

また激熱な湯温を保つため、むやみやたらな加水は厳禁。「入浴前に、風呂桶にお湯を溜めて冷ましておくと、あとあと便利だよ」と、地元の方が親切に教えてくれました。

湯河原温泉「ままねの湯」

さあ、体をキレイにして、いざ入浴。つま先を入れると…熱さにピリッと、私の全神経が警戒している!うおおおお、これは噂通り!地元の方に、「大丈夫、火傷しないから(笑)」と後押しされる。

湯河原温泉「ままねの湯」

ぐっと我慢して再トライ。湯に体を沈める。もう呼吸も止まるくらいの熱さ。熱すぎて、熱すぎて、身動きがとれず、じっと目をつぶって、波をたてないよう、押し黙る。全身の力を抜くことができない〜。

湯河原温泉「ままねの湯」

湯をはかる温度計は、驚愕の46度。少し緑がかった白濁湯に、皆さん、体を真っ赤にしながら、何度も出たり入ったりを繰り返して、効能を得ています。

湯河原温泉「ままねの湯」

さすが、「医者に見放された皮膚病も治す」と言われる霊泉「ままねの湯」。どんなアトピーも火傷も治してしまうとか。肌触りはサッパリとしています。

湯河原温泉「ままねの湯」

1時間くらい、私も出たり入ったりしていたら、地元の方に、「あんたすごいよ、偉いよ、初めてなのにこんなに浸かって!」とお褒めの言葉をいただきました(そのおばあちゃんは、激熱温泉に全身を泳がせておりました、さすがです…)。しかしこのピリつく熱さ、少しクセになりそうです☆

湯河原温泉「ままねの湯」

注目グルメ

バターの香り、特製オムライス三兄弟。「喫茶 岩本屋」。

湯河原温泉街のすぐそばにある、レトロモダンな「喫茶店 岩本屋」。ふらっと立ち寄れるカフェも多くないので、助かります。

喫茶岩本屋

ここのメインは、ほどよくバターが効いたオムライス。ミートソース、シーフード、ハヤシと3つの味から選べます。けっこうボリューミーですよ!お店の目の前はバス停ですし、お茶だけも歓迎とのこと。ぜひ活用くださいませ☆

喫茶岩本屋

まとめ

知る人ぞ知る、本格派。霊泉の意味を知りました。

不思議なほど効き目がある霊験あらたかな温泉。「ままねの湯」は、まさに霊泉です。観光客は少なく、地元の方や、本当に肌を治すために、遠方から通われている方もいらっしゃいました。ここまで温泉と真剣に向き合う入浴は…今時、どんどん少なくなっていると思います。

お教えくださった唐澤さん、ありがとうございました!

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宿泊料金・アクセス方法

「ままねの湯」200円/都心から電車とバスで約2時間。

【湯河原温泉/ままねの湯】

●日帰り温泉 大人200円

※2017年2月より日帰り温泉中止。宿泊のみ。

●営業時間 8時〜21時

●住所 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上616

●電話 0465-62-2206

 

【電車アクセス】

①東京→(JR東海道 約2時間)→②湯河原駅→(バス10分)→③藤木橋バス停→(徒歩5分)→④ままねの湯

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