大分駅から、JR日豊本線にのって14駅、1時間強。九州最東端にある無人駅・浅海井駅を降ります。
改札を抜けてまっすぐ、1分も歩かないうちに、澄んだ美しい海が広がっています。
晴れた日なら、もっとキラキラした海だと見えたんじゃないかなぁ。今回、到着したのが、雨が振り続ける夕方で…。その点はちょっと残念でした。
気をとり直して、右に曲がり、通り沿いに歩き続けること、約30分弱。
少し薄暗くなってきた頃に、目的地「塩湯」にたどり着きました☆
温泉ではないのですが…!日本でも珍しい海水を沸かしたお風呂「塩湯」が、大分県佐伯市にあると聞き、ぜひ体験してみたく!一人足を伸ばしました☆
2017年04月22日
大分県(四国/九州)
大分駅から、JR日豊本線にのって14駅、1時間強。九州最東端にある無人駅・浅海井駅を降ります。
改札を抜けてまっすぐ、1分も歩かないうちに、澄んだ美しい海が広がっています。
晴れた日なら、もっとキラキラした海だと見えたんじゃないかなぁ。今回、到着したのが、雨が振り続ける夕方で…。その点はちょっと残念でした。
気をとり直して、右に曲がり、通り沿いに歩き続けること、約30分弱。
少し薄暗くなってきた頃に、目的地「塩湯」にたどり着きました☆
海水風呂とは、文字通り、佐伯の美しい海底から海水を組み、それを沸かしたお風呂のこと。体をキレイにするために入るお風呂の湯が、ベタつくはずの海水という、何とも不思議な体験です。土日は、観光客と地元の方がやってくる、人気スポットだそうですよ☆
受付をすませ、小さな脱衣所で服を脱いだら、いざ出陣!
木造ほったて小屋のような場所いっぱいに、もうもうと湯気が立ちこめています。温めた内湯が一つ、海にせり出した半露天が一つ。
さらに、冷たい海水そのままの小さなお風呂が一つ。そしてなんと、スチームサウナまで!
とりわけ、窓を大きく開けて入る半露天は気持ちがいい。ぬるくもなく、熱すぎることもなく、ちょうどいい湯温。手が届きそうな距離に広がる、豊後水道からの潮風が、火照った体を冷ましてくれます。
当たり前ですが、舐めるととにかくしょっぱい!今までも、塩分高めの温泉に浸かったことはありましたが…さすが「塩湯」。その比ではありません。だって海水ですものね(笑。溜まった疲労感を落としてくれること、間違いなし!
それなのに、肌にベタつき感がなく、シャワーで湯を落とさなくても、湯上がりさっぱりとした爽快感を得られる点が、「塩湯」のすごいところだと思いました。肌はほんのりしっとりしている気も。ミネラルたっぷりの美人の湯。温泉好きの人も満足できると思います。ぜひ体験してほしいです☆
「塩湯」には飲食店が並列しており、中にはいけすまで。そこでは、地元の海鮮をふんだんに使った、特盛り名物の海鮮丼がいただけます。
このボリューム、下のご飯にまで箸が届かない!佐伯名物りゅうきゅう、きびなご、鯵、鯛、海老、ウニ、いくら…新鮮な魚を厚めに切って、これでもか!というほどのっけてくれています。いやはや…当分、海鮮丼は満足です(笑。
浅海井駅から、さらに南の方へ下って佐伯駅へ。糀を生業にして300年も続く老舗中の老舗、糀屋本店さんがあります。じつは、ここの女将さんこそが、昔の文献から「塩糀」を見つけ出し、日本の食卓に広めた「こうじ屋ウーマン」なんです。
昨今は甘酒ブームですが、かくゆう私も糀屋本店さんの甘酒ファン。本当においしいんです。自然な甘さ、深み、体感。ちょっと他の甘酒が飲めなくなります。もちろん塩糀も愛用中☆
もちろん温泉好きは変わりませんが、それ以外にも変わったお湯は、全国にいろいろあるんだなぁと、「塩湯」を通して、改めて気づかされました。おもしろいですね。旅するポイントが増えました☆
【佐伯の海水風呂/塩湯】
●日帰り温泉 大人500円
●営業時間 10時〜23時
●住所 大分県佐伯市 上浦浅海井浦浪太2920-3
●電話 0972-27-8309
【飛行機・電車アクセス】
①福岡空港→(福岡市営空港線 6分)→②博多駅→(ソニック号 約2時間)→③大分→(JR豊本線 約1時間)→④浅海井駅→(徒歩 約30分)→⑤海水風呂「塩湯」