美術館の入り口から、所狭しと置かれた絵画の数々。官能的でユーモラスで、どこか和風。個人的にはすごく好きな作風です☆
その廊下の一角に、小さな浴室が備えられています。貸切温泉40分で、1100円。
さっそくお支払いして、中へ。天井が高くて、気持ちがいい…なんて思っていたら、私のタイミングで電球が切れてしまいました!とはいえ、ここにいるのは、70代の奥さまと身長154センチの私、2人だけ(苦笑。まあ、少し暗めも雰囲気、雰囲気。小さなライトをお借りして、入ることにしました。
下の写真、お湯が、入っていないように見えませんか?実際は、溢れ出るほど、満たされているんです。驚くほど透明度の高い温泉です。湯質は、とても柔らかく、とてもピュア。生チョコ、生キャラメルと同じ並びで、個人的には、生温泉と評したい!
生まれたての赤ちゃんのような肌触りと温度。身体が溶けて一体になっちゃうかのような錯覚。とろとろとろとろ〜。
源泉は、湯本第3号を使用。1号、2号は枯れてしまったそうなので、現状、箱根湯本最古の湯に当たります。パイプからは常に源泉が流れ、あっという間に満水に。30分ほどで、入れ替わってしまうそうです。溢れ出た湯は、イタリア産の美しいタイルに流れ、最高の寝湯をつくります。気持ちがよすぎて、本当に寝てしまう。
窓には、しっかり鉄格子。狙われても、防げるように。さすが、明治の元老や重臣の別荘です。
あっという間に、時間が過ぎてしまいました。これはまた来たい。また寝たい。湯から上がると、地元の方がいらっしゃっていました。「ここのお湯、すごくいいでしょ!私、毎日入っているんだから」と話してくれました。しかも、ずっと通っていたら、膝の痛みがなくなったそう。いいお湯って、やっぱり効果があるんだなぁ。
最後は奥さまが、畳の部屋で、冷たいお水を入れてくれました。なんだか私まで、生まれ変わった気分でした☆