お一人さま温泉旅

遠赤外線ヒーターのように温まる。/竹倉温泉「みなくち荘」 – お一人さま温泉旅

遠赤外線ヒーターのように温まる。/竹倉温泉「みなくち荘」

久しぶりに更新!今年は新規開拓があまり進んでおらず、慣れ親しんだ温泉をリピートしてばかりだったのですが、静岡は三島に、「赤湯」と呼ばれる濃い茶褐色の温泉が湧いていると聞き、ひょいっと行って参りました☆

2018年10月20日
静岡県(関東/中部)

メイン温泉写真

今回の旅先

穏やかな田園風景に沸き続ける、三島の名湯「竹倉温泉」。

東京駅から新幹線で三島駅へ。鈍行に乗換え、三島二日町駅で下車。ローカルな雰囲気の漂う小さな駅です。

そこから今回の目的地、竹倉温泉は歩いて約30分ほど。割とよい距離ですが、天気がよければちょうどよい運動になります。

最初は大通り沿いを歩きますが、だんだんと路が細くなり、田園風景の中へ入っていく様子は、ちょっとワクワク旅情を誘います。

竹倉温泉は、昭和10年に開湯した新しい温泉地だそうです。当時から湯地場と親しまれていたようですが、今は宿泊を止める宿も増え、ひっそりと日帰り客を受け入れています。

一方、温泉の質は、神経痛やリューマチに効くと定評高く、通い続けるお年寄りの方も多いとか。私は神経痛ではないですが…(苦笑、源泉の力を弱めず、温泉の力をしっかりと提供してくれる湯地場には興味津々です!

 

温泉の紹介

鉄分たっぷり!手のひらが茶褐色に染まる赤湯。「みなくち荘」。

ガラス戸を抜けると受付があります。地元の方と会話をしていたおじさんに、日帰り入浴料1300円をお支払い。「え、高くない!?」と思われた方、まあまあ落ち着いてください。

「みなくち荘」には、湯上がり前後にごろ寝ができる休憩所があります。

ああ、この広々とした畳部屋、もう最高のごろ寝スポットじゃないですか。窓の外にはのんびりと時間が流れる田園風景、小川の脇にはオレンジ色の花が咲いています。

日溜まりにそよそよと風も入ってきて、なんとも心地がいい。ぼーっと景色を眺めていたら、常連さんらしい湯上がり後のおばあちゃんが、「ちょっとごめんね」と、縁側にタオルを干し始めました。

よし、私もひとっ風呂いきますか。

シンプルで清潔な脱衣所。服を脱ぎ、戸を開けると驚きました。

レトロなタイルで飾られた浴室全体がすでにもう赤いのです!

竹倉温泉の特長は「赤湯」と呼ばれるほど、鉄分を多く含んだ冷鉱泉。そのパワーが、床で、壁で、カランで、もちろん浴槽で、しっかりと主張をしています。これは期待が高まります☆

赤湯に足を入れ、ゆっくりと体を沈めていく。冷鉱泉なので15度くらいの源泉をしっかり加温しています。

熱海温泉のようなガツンとくるパワフル系ではなく、ジワジワと体の芯から温めていくような、まるで遠赤外線ヒーターのような気持ちよさ。

窓の外から吹く風が火照った顔に当たって、いっそう気持ちがよく、つい長湯をしてしまいそうになります。

下からポコポコと舞い上がる茶褐色の湯の花は、浴槽下にも溜まっているようで、手をつくと、しっかり赤く染まります。湯船にタオルを落としたら、一瞬で染まりますね(笑。

芯から温まった体は冷めにくく、血液の循環がよくなっているのが、冷え性の私にはよく分かります。「ああ、いい湯に入ったな」と納得できる温泉が、こんな近くに、千葉にあったなんて!竹倉温泉「みなくち荘」、今度はもっと寒い冬にでも、ふらっと日帰り温泉したいと思います。

注目グルメ

白くて美しいお蕎麦。つゆは濃いめの関東風「砂場」。

三島二日町駅からみなくち荘に向かう間、国道沿いにある蕎麦屋が「砂場」です。店内で店主が蕎麦を打っているため、本格的なおいしいお蕎麦がいただけます。

ちょっと驚いたのが、蕎麦の麺の透明感のある白さ。「あれ、味うすいんかな?」と思いきや、濃いめのつゆにも負けない、豊かな蕎麦の香りが楽しめました。

まとめ

温泉×畳でごろ寝。スマフォの電源はOFFで過ごしたい。

秋冬、体冷える季節におすすめの泉質ですが、あの広々とした休憩所もポイントの一つだと思います。温泉に入って、体を温めて、田園から吹く風に癒されながらゴロンゴロン寝転がるだけでも、忙しない日常を送る方にとっては最高のリラックスタイムになると思います。

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宿泊料金・アクセス方法

新幹線と電車、徒歩で、東京駅から約2時間弱。

【竹倉温泉「みなくち荘」(日帰り温泉)】

●営業時間9時〜16時半(大広間休憩活用の場合)

●料金 入浴+休憩 大人1300円

 

●住所 〒411-0807 静岡県三島市竹倉21

●電話番号

055-975-3791

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