岡山の美作三大温泉の一つ、奥津温泉。般若寺温泉は、それに属しますが、場所自体は、一つだけ少し離れた、奥津渓の中にあります。
右を見ても、左を見ても、山、川、空。改めて、「私も自然の一部に過ぎないんだなぁ」と、一人干渉にひたって、自分を小さく感じてみたり(笑。
行ってきました、憧れの秘湯・般若寺温泉!当初、山奥の女一人旅に躊躇していましたが、バス停も近く、青葉が美しい奥津渓は、とても気持ちがよかった☆
2016年06月17日
岡山県(近畿/中国)
岡山の美作三大温泉の一つ、奥津温泉。般若寺温泉は、それに属しますが、場所自体は、一つだけ少し離れた、奥津渓の中にあります。
右を見ても、左を見ても、山、川、空。改めて、「私も自然の一部に過ぎないんだなぁ」と、一人干渉にひたって、自分を小さく感じてみたり(笑。
奥津温泉局前バス停から、私の足で歩いて約20分(最寄りは、大釣橋中銀寮前だったみたい…そこなら徒歩5分程とのこと)。想像していたよりも近く、基本的には大通りを歩きますので、困難さはまったくありません。
女性の一人旅でも、大丈夫!むしろ、奥津渓を眺めながらの徒歩は、気持ちがよくてオススメです☆
しばらくすると、年季の入った藁葺き屋根の母屋が見えてきます。そこが、秘湯好きの間でも有名な、憧れの自噴泉、般若寺温泉です。近づくと、ワンちゃんが一匹。吠えられて、ビクッってしました(笑
もとは、明治4年に開業したお寺の宿坊だったそうです。それが昭和になって宿に変わり、今に至ります。今回は、立り寄り温泉させてもらいました(宿泊は離れのみ、一泊23000円程出そうです!)。
貸し切り1時間、1000円で、予約制。ちなみに私は、前日にして電話して、平日にいきましたよ(GWや夏休みは、1日15組とか…混むそうです)。
こちらの湯小屋に、内湯。その奥に、露天風呂。はやる気持ちを抑えて、まずは内湯へ。簡素な脱衣所で、ポイポイ服を脱いで…いざ!
岩肌のあちらこちらから、とくとくとくとくと豊かに、温泉があふれ続けています。生まれたてのお湯が、ダイレクトに岩風呂へ流れこんでは、流れ出ていく様は、贅沢の何ものでもありません。
内湯は、3つの源泉をブレンド。私好みの39度のぬる湯です。少しとろみを感じますが、湯守のご主人いわく、「温度が少し低いせいかも?」とのこと。アルカリ性の単純泉、いわゆる美人の湯です。
この木枠の窓から漏れる光が、ステンドグラスのようで、また素敵なんですよ。
露天風呂にいくには、一度、外へ出ないといけません。でもすぐ近くなので、服を着直すのがちょっと面倒…(バスタオルを持ってくればよかった)。
これが有名な般若寺温泉の露天風呂です!このロケーションを、なんと1時間も一人占め!
渓流とつながっているような錯覚。とくに昨日、雨が降ったため、川の水かさが増し、よりその雰囲気を楽しむことができました。
湯は、内湯よりも少し上がり、41度前後。泉質自体は変わらないそうですが、内湯よりは、少し肌切れのいいサッパリ感があります。
すぐそばには、鮎返しの滝。見上げれば、木漏れ日のさす樹木の天井。絶え間なく、温泉と渓流の流れる音。
のんびり時間を忘れて…本当に忘れて、あわてて服に着替えました(苦笑。もうあと30分くらい、とろとろしたかったなぁ☆
じつは湯守のおじさん、少し前まで、東京の港区で働いていたそうです。「なぜ岡山に?」と尋ねるには、バスの時間がなくて…。次、般若寺温泉を訪れた際は、聞いてみたいと思います。
B-グランプリで一気に有名になった、津山ホルモンうどん。研究会も立ち上げられているほどの盛況ぶり!私が入ったお店は、バスの発着地点、津山駅すぐそばにある居酒屋「いっぱい茶屋」さんです。
じつは私は、ホルモンが苦手。でもお店、他に見当たらないし、せっかくだし…と、注文したのですが、大ヒット!牛ホルモンの出汁が効いて、食が進む進む。七味をアクセントにいただいてもGOOD。津山を旅する際は、ぜひ。
なんだかんだ岡山駅からも、電車とバスをのりついで2時間以上はかかる、般若寺温泉(しかも一軒宿)。それでも、行く価値はあると思います!想像するより、女性の一人旅でもトライしやすい秘湯だと思います。ぜひ一度、あの透き通った温泉を味わってください。
【般若寺温泉(立り寄り温泉)】
●営業時間10時〜15時
●料金 一人1000円/貸切1時間(要予約)
●電話 0868−52−0602
【電車・バスアクセス】
①新大阪→(JR山陽新幹線のぞみ)→②岡山駅→(JR津山線)→③津山駅→(奥津温泉行きバス約1時間→④大釣橋中銀寮前下車 徒歩3分