開湯は平家時代から。平清盛も浸かったと言われる、創業78年の湊山温泉は、神戸市内の住宅街の中にあります。
利用者の減少から、2015年に一度は閉鎖が決まりましたが、ある静岡の会社の社長さんが、湊山温泉の湯の素晴らしさに感動し、運営を引き継ぐことに!そんな復活劇のおかげで、今日も湯を享受できるのです。
兵庫といえば、有馬、城崎。しかしじつは街中にも、地元の方々に愛され続ける、銭湯タイプの温泉があります。早速、お一人さま温泉旅してきました☆
2016年05月24日
兵庫県(近畿/中国)
開湯は平家時代から。平清盛も浸かったと言われる、創業78年の湊山温泉は、神戸市内の住宅街の中にあります。
利用者の減少から、2015年に一度は閉鎖が決まりましたが、ある静岡の会社の社長さんが、湊山温泉の湯の素晴らしさに感動し、運営を引き継ぐことに!そんな復活劇のおかげで、今日も湯を享受できるのです。
施設は本当に、銭湯の雰囲気。マッサージ椅子やテレビの前は、おじちゃんおばちゃんたちのリラックススペースになっていました。
680円を払って、いざ、湯船へ!
湯に入った瞬間、感動。温泉が、しっかり濃いのが分かるんです。こんな上質な天然温泉を、秘湯に行かずとも、徒歩数分で入れるなんて、贅沢すぎる。地元の方々がうらやましい!
無色透明ですが、時間が経つと茶褐色に変わる、泡立ち心地よ〜い炭酸泉。湯船周辺の床を見れば、一発で、成分の濃さが分かります。源泉は29度。浴槽の温度は5種類もあり、冷・温の交互浴を楽しめます。毎日続けたら、健康になれそう。
湯から上がって再びロビーへ。ふと柱を見たら、昔の湊山温泉の写真が。長年、地元の方々の日常に根付いていたことが分かります。
利用者の減少、跡継ぎ問題、湯質・地質の変化など、いろんな問題を抱えて、閉鎖していく温泉が増えていますが、イチ温泉ファンとしては、勝手ながらも、なんとか続けほしいなぁと願ってやみません。
湊山温泉をでて、徒歩15秒。もう50年以上、この温泉とともに歩み、同じく地元の方々に支えられてきたお店があります。それが「かどや」さんです。
名古屋の麵を使った、神戸ではめずらしいきしめん屋さん。お店の扉をあけると、ぶわっと出汁の豊潤な香り。事実、めちゃめちゃ出汁が美味しかった!炊き込みご飯とのセットは、たったの650円。立寄必須スポットですよ☆
トルコライスと言えば、長崎ですが、じつは湊山温泉の近くにもあるんです。トンカツとライスとミートソースとスパゲッティのバランスが、最強にいい!計算しつくされているのが分かります。通いたくなりますよ☆
ふと神戸に寄る用事ができたなら、湊山温泉を思い出してください。温泉好きなら、間違いなく「足を伸ばしてよかった!」と思えます。
【湊山温泉(日帰り温泉)】
●住所 神戸市兵庫区湊山町26−1
●営業時間5時〜22時30分(最終受付22時)
●水曜日定休
●料金 大人680円(朝5時〜7時までは500円)
/中学生430円/小学生230円
●電話 078−521−5839
【電車アクセス】
①東京→(東海道新幹線のぞみ)→②新神戸→(タクシー15分)→③湊山温泉